葉隠れ備忘録

FEZについてのあれこれ。

部隊行動、或いはワンサイドゲーム(前編)

 

是を見て、普通の戦場との違いが判る貴方はFEZ上級者。

 

 

 

 

 

 

 

 

過去数年の間に、コアなゲーマー層は驚くほど巧みに、そのプレイング技術と知識に磨きをかけてきた。さらに、歩兵戦の主導権を握り、戦域を意のままに操ることにも、恐ろしいほど長けてきている。

 

彼らがいかにして歩兵戦の主導権を握るか?その答えは単純だ。数的有利を恒常化させるため、キル取りに至るまでに必要な連携、その手段と機会を自分たちの手で完結させてしまえばいい。――古今東西の歴史を紐解くまでもなく、素手の民衆が軍隊と戦って勝ったためしはない。

 

あいにくと、50vs50の多人数同時オンライン対戦ゲームであるFEZにマッチング機能はない。PT参戦機能の拡充により、10人までなら、自分たちで好きな構成を戦域に投入できるとしたら、誰しもがこう思わざるを得ないだろう。

 

「配られたカードで勝負する必要があるか?――自分たちのカードは自分たちで配れるっていうのに。」

 

もちろん、仲間と一緒に目的をもって遊ぶことは何も悪くない。……ここで論理的に問題となるのは、こうしたワンサイドゲームが、未だ仲間と出会えずに居るルーキー、或いは永遠のルーキーと卑下されることもあるライトユーザーの、学ぶ――或いは遊ぶ――機会を奪ってしまうことにある。(後編に続く)